デザイナーの独り言

鉛の本・鉛の飛行機

シモネッタ・ベスプッチ

上手はきらずの巻 

二重否定の巻

家庭内再生医療の巻

カラスネットの巻

長く生きていると心に残る場面ってたくさんあります。

子供の頃からの疑問がいまだに消えず、84歳になってまでうなってるテーマも。

例えば(−)×(−)=(+) なんでプラスになるのかな?。とか。

ロダンの彫刻で女性のあるところもちゃんと造りまれている作品ってご存知?

エッ?ロダンが卑猥なの 。

クラナッハのビーナス。あの薄物 これが絶妙なエロチック効果.。それを少しずつ

剥がして、下の肉体を見せてみるとか・・・・。

「ヒマだなお前は」。そうそう天国的ヒマ。それにこの歳だもの。

何をどう書いたってオトガメなどあるものか。です。

 

私の前半生。まずは人並み。大阪の企業で40年働き、63歳でリタイア。

初めは宣伝・デザインの仕事。次に企画へ。それから出来ることならなんでも

やりました。

見た目も典型的サラリーマン。スーツ着て、アタッシュケース抱え、新幹線

回数券をチギッてとび乗る。交渉とお詫び行脚の日々。我ながらよくやるぅ〜。

でっかいワープロにかじり付き(シャープの書院ってやつ)の歳月。

それで詫び状書きの「名人」に。「まずは回復を。その後のことは・・・」

「ウチにも責任が」なんて書くものか。

でも手紙末尾に先さまの心に寄り添う一行を入れるのがミソ。

それを半日考ええたことも。 この累積効果は予想より大きかった・・・ 

 

「もうヤメた。あした辞表を出す」と帰宅。 翌朝。家を出て、いつもの

時刻にはちゃんと会社にいる。

人に聞かれて、「そんなこと60回くらいあったかなぁ〜」です。

「ぶちまけコラム」にはこの頃のこともそのうち顔を出すでしょう。

過去から現在。思い込み・ドジ・失望・失敗・ダマシ 。 汗・汗・汗 。 

薄氷・やったやっただの。

そんなルツボから立ち上る煙からコラムをいくつか作ってみようと・・・・

 

 退職して自由の身になってから20年。 この間はグラフィックデザイナー。

一方でデジタルアート 制作にひたすら没頭。

「平穏公然善意無過失」の20年がすぎたか。過去のお咎め無しだな。

今年からは、もう「ええわ元年」にしよう。


先はオレの”ほんとう"の人生だ。今や五月の青空を仰ぐ気持ち・・・ 

(エラそうに残る歳月って。先はもう無いの知ってるくせに・・・) 

ウチのオバチャンも怖くない。怖のは天の神さまだけ。 

開き直って。なるもならないも全部「天にある」。

そこで「zenten-gallery」と名付けてサイトアップしました。もう3年になります。

もっと増やそ。と月に2テーマくらいはやりたいな・・・・・。です。

どうぞよろしくぅ~。