カラスネットの巻

ゴミネットの重石(カラスが嫌がるデザインって?)

鷲とか鷹とかは高いところに止まっている。餌が見えるとビュゥ~と降りて来て

攫って行く。カワセミとかもそうだ。彼らはそれぞれ生きるために真面目に!?

「働いている」印象がある。お~頑張ってるな。と思ってしまう。

その点、カラスは違う。オマエら毎日何してるんだ? ゴミ漁りだけか。

それも遊び半分の印象だナ。どこから教わるのだろう。電柱に留まってどれがうまそうか。

どのネットは半かけか、どこから引きずり出そうかなと検分している。いいご身分だ。

それに時々大声を出す。あたりに仲間いない時もあるのに発声練習か。びっくりさせるな。

 

道にいるヤツがじっとこっちを横目で見ている。近づいて2mくらいになると

ピョンと遠ざかる。近寄る・離れるって憎たらしい。

黒羽の中に暗い虹色が見える。悪女のアイシャドーそっくり。性格悪さを強調している。

それに切羽詰まったカラスって見ないナ。 何かエサくださいぃ~。と

ペコペコ寄ってくるなら許してやるのに・・・・。好きになれん。

 

我家の前にある電柱の下がゴミ集積場だ。この住宅団地ができてからずっと

そうだから40年になる。

毎週火金が生ゴミ収集日。勤めに出る人は6時台からゴミをだす。

向かいのおばちゃん(上品で賢そうな未亡人)が早いうちからゴミネットを

広げておいてくれる。

10時ごろか、収集が終わるのを待ってたかのように、手早くネットを畳んで始末し、

ちゃんと履き清めて、水まで打っている時もある。よくできた人だ。

顔を合わすとニコッとして会釈してくれる。

こっちもありったけの笑顔でペコっとする。それだけの関係だけど、

若い頃キレイやったんやろうなと想像してしまう。コラ・コラ。

 

ある朝、新聞を取りに出ると電柱下にはバァ~っと生ゴミ散乱。コンニャロ。

やりやがったな。さらに車で散らされて、道路半分まで扇状に拡散だ。

ちりとりとシュロホウキでせっせと集める。千切りキャベツが固まってる。

昨夜はパックのトンカツか。

南瓜の皮が道に張り付く。それも一面に。カボチャ炊いたんだ。

それに全部が全部、皮が上だ。ホウキではチリッとも動かない。

ピンセットを取りに引き返し、新しいゴミ袋につまみ入れる。一枚づつ。

長いことかかってやっと全部収納。ゴミネットに入れ、

押さえの水入り500ccのペットボトルをゴロッ。

ホッと一息。そんな時にかぎって、誰も出てこない。

あの元美・未亡人が出てくれば、ハイハイ、いそいそと手伝ってくれるのにぃ~・

(ペットボトルの管理も彼女だ。半月に一回は水を足し続けねばならんだろう。

ああ・めんどくさ。)ゴミ出してネットかけ、きちんとスソ押さえて

カラスの侵攻を予防さえ出来ればいいんだが、

こっちを重ねたら、あっちが空く。自分のはちゃんと被せた。

が先の袋の下がチラッと出る。

アイツらが見逃すものか。なんせそれしかすることがないんだから。

人が途切れたのを見計らってか、

サササァ~ッと。ネット隙間からフクロの端をくわえて後退り、ズルズルっ。

オイ。せめてそこで食え。散らすな!

 

カラスが怖がる図形ってないものか。それ突きつけたら、電柱の上で「カラスが

震えてるぜ」ってなったら面白いのに。

あればA4くらいの大きさのカードにプリントして、

ソラ・見ろ。と電柱に貼り付けてやるんだが。と思いを巡らせている時、

せめては「カラス駐禁」イラストでも作ってみるか。と思い至った。

*カラスが怖がってら嬉しいなと思えるイラスト案

(まず効果なしだな)

*せめて袋押さえはちゃんとしてね。って思って考えた

住民向けイラスト案(レンガの上にマークを貼り付け)

(1年以上になるけど、使われている・・・)